【【5日目~2009.4.14】】 高知県奈半利(なはり)。 今日は雨。 4日目の終わりは夕方に「二十三士温泉」という温泉に入って、洗濯物もして、身も服もキレイにした。 寝床は温泉の近くに見つけた公園のベンチ。寝袋も出して休んでいると、 「すみません。」 とジャージ姿の散歩している方に声をかけられた。 「今日の夜中ごろから雨が降るからここだと濡れちゃうよ。」 明日は雨だという予報は、遍路仲間の中でもちょっとした噂になっていた。それでも、星が出ている夜なのだから朝までは大丈夫だと思っていたのだが… 「近くに東屋(屋根がある)があるから。」 親切に教えてくれた。 聞けば、いずれご自身も88箇所巡りをするのが夢だそうで、僕を見て声をかけてみたくなったのだとか。 東屋に移動して目を閉じた。 夜中の0時ごろ。 ザァーっという大雨の音で目が覚めた。 あの星空が幻だったかのように大雨が降っていた。 間一髪…。 あの時のお二人、とてもとても助かりました。 本当にありがとうございました。